Food

カーボベルデの料理

ポルトガルとアフリカ、そして大西洋の恵みが出会う島の食卓。主役はなんといっても国民食「カシューパ」。トウモロコシと豆をコトコト煮込む、家庭の温かさそのものの一皿です。

🍲国民食カシューパを作ってみよう

カシューパ(カチューパ)は、トウモロコシ(ホミニー)と豆をたっぷりの野菜と煮込む、カーボベルデの魂ともいえる料理。肉やソーセージを入れた豪華版「リカ」と、野菜中心の素朴版「ポブレ」があります。ここでは家庭で作りやすいポブレのレシピを紹介します。じっくり煮込むのがコツで、島では大鍋で作り、翌日炒め直して朝食にするのが定番です。

カシューパ・ポブレ(素朴なカシューパ)

6人分 ・ 調理:約2〜3時間(前日の浸水は別)
材料
  • ホミニー(乾燥トウモロコシ/なければ水煮コーン)300g
  • 乾燥いんげん豆(赤・白など好みで)250g
  • 玉ねぎ(みじん切り)1個
  • にんにく(みじん切り)大さじ3
  • トマト(ざく切り)2個
  • キャッサバ(またはじゃがいも)300g
  • かぼちゃ(またはさつまいも)300g
  • キャベツ(またはケール、ざく切り)200g
  • にんじん(乱切り)2本
  • オリーブオイル大さじ3
  • ローリエ2枚
  • パプリカパウダー小さじ1
  • 塩・こしょう適量
  • 水または野菜だし約2L
作り方
  1. 前日:乾燥ホミニーと乾燥いんげん豆を、それぞれ別のボウルでたっぷりの水に一晩(8時間以上)浸す。※水煮を使う場合は不要。
  2. 香味野菜を炒める:大きめの鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎとにんにくを透き通るまで炒め、ローリエも加える。
  3. トマトと下味:トマトとパプリカパウダーを加えて炒め、香りを立たせる。
  4. 煮込む(1回目):水を切ったホミニーと豆を入れ、水を材料がかぶるまで注ぐ。沸騰後は弱火にしてフタをし、約1時間コトコト煮る。
  5. 根菜を加える:一口大に切ったキャッサバ・かぼちゃ・にんじんを加え、さらに30〜40分。豆とトウモロコシが柔らかくなるまで。水が減ったら熱湯を足す。
  6. 葉物と仕上げ:キャベツを加え、塩こしょうで味をととのえ、15〜20分煮込む。全体がとろりとしたら火を止める。
  7. 休ませて完成:フタをしたまま20〜30分休ませて味をなじませる。翌日温め直すとさらに美味。
💡 アレンジ: 豪華版「カシューパ・リカ」にするなら、工程3で豚肉・牛肉・チョリソーなどを加えて一緒に煮込みます。残りを翌日油で炒め、目玉焼きを乗せた「カシューパ・フリッタ」は島の定番朝ごはん。※アレルギーや食材の入手は各自でご確認ください。分量・時間は目安です。

🐟ほかにも食べたい島の味

🐟
魚のスープ

カルド・デ・ペイシェ

大西洋の新鮮な魚と野菜を煮込んだ滋味深いスープ。島国ならではの海の幸を存分に味わえる一皿。

🍚
豆ごはん

ジャガシーダ

ポルトガル風の豆と米の煮込み。ソーセージやグリルしたタコの付け合わせにもぴったり。

🥟
軽食・おつまみ

パステル

マグロなどを包んで揚げた小さなパイ。街角やバルで気軽につまめる定番スナック。

🐡
名物の魚

マグロ料理

カーボベルデはマグロの宝庫。ステーキやグリルで供され、「リカ」なカシューパにマグロを使う地域も。

🥃
蒸留酒

グロッグ(グロゲ)

サトウキビから作る島の蒸留酒。ハチミツやライムと合わせた「ポンチ」も人気の食後酒。

🍮
デザート

ドーセ・デ・レイテ / コーンプディング

トウモロコシやコーンミールをココナッツミルクと砂糖、シナモンで煮た、素朴で優しい甘さのプリン状スイーツ。

🍽️ 島で食べるなら: カシューパは食堂や家庭料理の店で「本日のカシューパ」として出されることが多く、島ごとに具材や味つけが少しずつ違います。食べ比べるのも旅の楽しみのひとつです。
各料理の詳しいレシピや、島別の名物食レポートは今後追加予定です。